【内閣府 公益法人メールマガジン】第150号 令和4年8月10日発行

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内閣府 公益法人メールマガジン 第150 号 令和4 年8 月10 日発行
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【⽬次】
1. 公益法人運営のワンポイントアドバイス

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1.公益法人運営のワンポイントアドバイス
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■特定費用準備資金の目的外取崩しについて

今回は、特定費用準備資金の目的外取崩しについて御説明します。
特定費用準備資金は、積立目的以外で資金が必要になった場合には、法人自らが定めた手続
に従って取り崩すことが可能です。規定の仕方については、以下のQ&A(広報資料「特費の
すすめ」を元に作成)をご覧ください。

Q.当法人には定款等に、積立目的以外で特定費用準備資金を取り崩す場合に必要な手続き
に関する定めがありません。どのように規定すればよいでしょうか。
A.ここでは、理事会決定の根拠を定款に求める例を紹介します。定款又は理事会決定に関
する規程に取崩しの手続きが定められていることが重要です。

<定款>
第〇条 特定費用準備資金及び資産の取得又は改良に充てるために保有する資産その他
の特定資産の積立て及び取崩しについては、理事会において別に定める特定資産管理
規程によるものとする。(※)
<特定資産管理規程>
第△条 特定費用準備資金には、貸借対照表及び財産目録上名称を付した特定資産とし
て、他の資金(他の特定費用準備資金を含む。)と明確に区分して管理する。
2 前項の資金は、その資金の目的である支出に充てる場合を除くほか、取り崩すこと
ができない。
3 前項にかかわらず、目的外の取崩しを行う場合には、理事長は、取崩しが必要な理
由を付して理事会の承認を得なければならない。積立計画の中止、積立限度額及び積立
期間の変更についても同様とする。

※資産取得資金も同様に目的外取崩しが可能ですので、上記の定款例は、資産取得資金も
含めています。
上記Q&A を含め、特定費用準備資金の積立例などを御紹介した広報資料「特費のすすめ」
については、以下リンク先、公益法人information 令和4年6月14 日付「内閣府からのお
知らせ」からご覧ください。
https://www.koeki-info.go.jp/

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